北海道のさかな

北海道の漁法・漁具と漁船

北海道の漁法・漁具と漁船

「網」や「かご」など魚をとる道具のことを「漁具」とよび、いろいろな漁具を使った魚のとり方を「漁法」といいます。北海道の海には、多くの種類の魚介類がいるので漁師は、魚のいる場所や動き方を研究し、いろいろな漁具や漁法を考え出してきました。

北海道で行われている主な漁法

遠洋漁業 日本から遠く離れた海で、数ヶ月から1年くらいかけて漁をします。沖合漁業 沿岸漁業よりも少し遠い海で数日間かけて漁をします。沿岸漁業 海岸の近くで日帰りで漁をします。
定置網漁 底引き網漁

魚の通り道に魚を誘い込む網(垣網)と袋のような網(身網)を仕掛けて魚をとります。
主にサケやマスをとる漁法として、全道の各地域で行われています。

袋状の網を海底につけながら船で引き、魚をとります。
ホッケやスケトウダラなどがこの漁法で多くとられています。

サンマ棒受網漁 刺し網漁

海中に仕掛けた網の上で、光で魚を誘ってとります。
光に集まるサンマの性質を利用した漁法です。

魚の通り道に網を仕掛け、網目に刺させたり、絡ませたりして魚をとります。
カレイやニシンなどがこれらの漁法でとられています。

かご漁 桁網漁

エサを入れたかごを海底に沈めて、エサに誘われてかごに入った海老やカニ、ツブなどをとる漁法です。

鉄などで作った枠に袋状の網を取り付けた桁網とよばれる漁具で海底を引き、ほたて貝やホッキ貝などをとる漁法です。

イカ釣漁 昆布漁

光でイカを集め、イカ針を海中におろし、イカを釣る漁法です。

昆布漁は、「かぎ」や「まっか」「かんざし」などとよばれるプラスチック(FRP)製の漁具に昆布をからめてとります。


漁船

漁船について

魚をとる船のことを「漁船」とよび、とる魚や漁場などにより、形や大きさ、装備などが変わります。
漁業が盛んな北海道では、漁船の数も全国で最も多くなっています。





漁船登録番号