北海道のさかな

北海道のいか

産地と旬

初夏から晩秋(6~12月)にかけて、全道各地の沖合に見られる漁火は、その多くがいか釣り漁船の明かりです。
北海道近海のいかは産卵場を持たないため、餌を探して来遊します。そのため、全道各地で水揚げされ、その群れを追いかけて道内の港を巡るいか釣り船もいます。
いかは、刺身、煮物、焼きいか、天ぷら、するめ、さきいか、またいか墨を使ったスパゲティーなど非常に幅広く利用されています。新鮮で身が透明ないかは刺身で食べると最高、特に細く仕上げた「いかそうめん」はつゆや醤油によく絡み、食感がよく美味です。

いかの産地
いかの産地

栄養

いかは生活習慣病予防にも
効果があると言われています

いかは良質なたんぱく質を多く含み、脂質が少ない食材です。エネルギーも大変低いので、体重増加が気になる方にもお勧めです。
また体内では合成できず食物からしか摂取することができない必須アミノ酸の中でもリジンを多く含んでいます。リジンは主に抗体、ホルモン、酵素などを作り出すのに必要なアミノ酸です。いかにはタウリンが多く含まれており、血中コレステロール値を下げ、中性脂肪を少なくするほか、肝機能の働きを高め、糖尿病、高血圧症、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果があります。

いかの料理
栄養成分表
一般成分
エネルギー
(Kcal)
水分(g) タンパク質
(g)
脂質(g) 炭水化物
(g)
灰分(g)
するめいか(生) 88.0 79.0 18.1 1.2 0.2 1.5
やりいか(生) 85.0 79.7 17.6 1.0 0.4 1.3

「五訂日本食品標準成分表」より