北海道のさかな

北海道のうに

産地と旬

北海道では主にえぞばふんうにとむらさきうにを漁獲

日本では主に食用とされるうには「ばふんうに」「えぞばふんうに」「あかうに」「むらさきうに」があります。北海道の沿岸の多くでは、水深50mまでの岩礁域などに生息しています。北海道では主にえぞばふんうにとむらさきうにが漁獲されています。
うには雑食ですが、食べる餌によってうに自体の味も変わってくると言われています。北海道の昆布を食べて育ったうにの味が絶品だと言われるのはそのためです。北海道では、例えば日本海側では5月~8月、オホーツク海方面では羅臼が2月~5月、雄武、枝幸では4月~6月、襟裳では1月~3月に行われます。
韓国や中国・台湾でも食用されていますが、欧米ではほとんど食べられていません。

うにの産地
うにの産地

栄養

良質の昆布を食べて育ったうにの味が最高

通常、身といわれ食用にされているは卵巣の部分です。箱に入った折りうにや食味の劣化を防ぐために塩水でパックしたうに、瓶詰めしたうにが流通します。えぞばふんうにの身は鮮やかなオレンジ色で、むらさきうにはえぞばふんうにに比べて薄いオレンジ色(白っぽいオレンジ色)をしています。寿司ネタやうに丼、刺身など生食されるほか、蒸しウニ、焼きうに、パスタソースなどにも利用されます。 栄養面では、タンパク質やビタミンB群、鉄分をはじめ、特にカロテノイドである β-カロテンが豊富のため、ビタミンAの補給源となります。

うにの料理
栄養成分表
一般成分
エネルギー
(Kcal)
水分(g) タンパク質
(g)
脂質(g) 炭水化物
(g)
灰分(g)
生うに 120.0 73.8 16.0 4.8 3.3 2.1
粒うに 183.0 51.8 17.2 5.8 15.6.1 9.6

「五訂日本食品標準成分表」より