アニサキス類による食中毒を予防し、魚をおいしく食べよう!

[漫画]アニサキス類ってなあに?!
アニサキス類のイラスト

アニサキス類は寄生虫(線虫)の一種です。
その幼虫(アニサキス類幼虫)は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、
白色の少し太い糸のように見えます。
アニサキス類幼虫はサバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジなどの
魚介類に寄生します。
魚介類の内臓に寄生しているアニサキス類幼虫は鮮度が落ちると、
内臓から筋肉に移動することが知られています。

アニサキス類幼虫が寄生している生鮮魚介類を
生(不十分な冷凍又は加熱のものを含みます)で食べることで、
アニサキス類幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。

食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。

食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。
※多くが急性胃アニサキス症です。

アニサキス類は、高温でも低温でも少しの傷でも死滅するとても弱い寄生虫です。
必要以上に怖がりすぎずに、できる限りの対策をして、これからも魚を美味しく食べましょう。