アニサキス類は寄生虫(線虫)の一種です。
その幼虫(アニサキス類幼虫)は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、
白色の少し太い糸のように見えます。
アニサキス類幼虫はサバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジなどの
魚介類に寄生します。
魚介類の内臓に寄生しているアニサキス類幼虫は鮮度が落ちると、
内臓から筋肉に移動することが知られています。
アニサキス類幼虫が寄生している生鮮魚介類を
生(不十分な冷凍又は加熱のものを含みます)で食べることで、
アニサキス類幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。
食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。
食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。
※多くが急性胃アニサキス症です。
アニサキス類は、高温でも低温でも少しの傷でも死滅するとても弱い寄生虫です。
必要以上に怖がりすぎずに、できる限りの対策をして、これからも魚を美味しく食べましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html)
「アニサキス類による食中毒を予防しましょう」(厚生労働省)(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html)を加工して作成
出典:厚生労働省ホームページ