道立漁業研修所開所20周年記念式典が行われました
2018年1月16日(火)、札幌市の京王プラザホテル札幌で北海道立漁業研修所開所20周年記念式典が行われました。式典には、北海道副知事を始め、北海道議会水産林務委員長や各水産関係団体の代表の他、研修所のある鹿部町の町長や多くの漁協組合長、修了生も参加し、盛大なものとなりました。水産関係団体を代表して、ぎょれん川崎会長は「若い漁業者を育成する機関が北海道にあることは頼もしく、誇らしい。北海道だけでなく、日本全体の水産業を考えられる漁業者が1人でも多く研修所から輩出されることを期待します」と祝辞を述べました。
また、同時に講師として前日本ハムファイターズ内野守備走塁コーチ兼作戦担当の白井一幸氏を迎えて、「潜在能力を発揮させるメンタルコーチング」と題し、目標を設定することの大切さと、目標に到達するための考え方と努力、指導者の心構えについて講演を行いました。選手の名前も飛び出す講演に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
北海道猟友会へのハンター派遣等の協力要請を行いました
2018年1月10日(水)に札幌市の第一水産ビルで、北海道日本海沿岸漁業振興会議とぎょれん、北海道が連名にて北海道猟友会に対し、トド駆除におけるハンター派遣等の要請を行いました。この要請は漁業の合間に駆除を実施する漁業者ハンターのみでは、トド採捕枠の完全な消化は困難なことから、効率的なトド駆除体制を確立すべく、専従を含めた更なるハンターの確保や技術向上のため、猟友会に所属するハンターの派遣を求めるもので、2014年以降毎年行っています。継続的な要請の結果、トド駆除協力の周知体制が定着し、猟友会のトド採捕従事者数、トド採捕数は共に増加しています。
今回の要請を受け、北海道猟友会の天﨑会長からは引き続き協力していく旨快諾をいただきました。猟銃による駆除や追い払いは有効であることが確認されており、海獣対策の一層の強化が期待されます。