
北海道を代表する味覚である毛がに、食用として利用されるようになったのは、1920年代に入ってから、当初はもっぱら缶詰の材料でした。
煮がにや活がにとして出回るようになったのは1965年ころからです。
現在では、塩ゆでや焼き物のほか刺身や鍋料理にも利用されます。ずわいがにやたらばがにに比べ、体が小さく食べられる部分はそう大きくはありませんが、その味は濃厚で甘みがあり、たくさん入ったかにみそも人気です。刺身は脚の殻をむいた身を冷水に漬けると花が開いたようになり目にも美しくなります。



低脂肪、高タンパクで、カルシウムが豊富です。
またえびと同様、タウリンを多く含み、アルコールや脂質の代謝にも効果的で、OA機器などで目を酷使することが多い方にもおすすめです。
さらに消化機能の維持に役立つナイアシンの含有量も多く、お年寄りやお子さんにも最適な食材です。


エネルギー (Kcal) |
一般成分 | ||||||
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水分(g) | タンパク質 (g) |
脂質(g) | 炭水化物 (g) |
灰分(g) | カルシウム (g) |
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毛がに(生) | 72.0 | 81.9 | 15.8 | 0.5 | 0.2 | 1.6 | 81.0 |
毛がに(ボイル) | 83.0 | 79.2 | 18.4 | 0.5 | 0.2 | 1.7 | 66.0 |
「五訂日本食品標準成分表」より


