北海道のさかな

産地と旬
北海道の秋の味覚の王様、さんま。塩焼きや煮つけが一般的で、塩焼きは遠火の強火で炙ると油がジューッ、美味しい香りが食欲をそそります。
鮮度保持技術と流通の発達で、最近は新鮮なものを刺身にして食べる機会も増えました。脂ののったさんまを刺身で食べるのもまた格別です。
加工品では、ぬか漬け、開き干し、みりん干し、飯寿司など種類も豊富です。7~10月の旬時期の新鮮なものは丸ごと召し上がれます。

さんまの産地
栄養
さんまの細長い体に、
良質な栄養がたっぷり
良質な栄養がたっぷり
旬のさんまにはEPAやDHAが豊富に含まれています。ビタミンも豊富で、ビタミンDは成人が1日に必要な量の3倍、ビタミンAは牛肉の12倍含まれています。内臓には、疲労回復に効果のあるタウリンも含まれ、さんまの細長い体の中に良質な栄養がたっぷり詰まっています。

栄養成分表
一般成分 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
エネルギー (Kcal) |
水分(g) | タンパク質 (g) |
脂質(g) | 炭水化物 (g) |
灰分(g) | ビタミンD (g) |
|
さんま(生) | 310.0 | 55.8 | 18.5 | 24.6 | 0.1 | 1.0 | 19.0 |
さんま(焼き) | 299.0 | 53.2 | 24.9 | 20.6 | 0.1 | 1.2 | 15.9 |
さんま (みりん干し) |
409.0 | 25.1 | 23.9 | 253.8 | 20.4 | 4.8 | 20.0 |
「五訂日本食品標準成分表」より
さんまに含まれる栄養素
栄養素 | 含有量 (100g当り) |
効能 |
---|---|---|
EPA | 844mg | 血小板の凝固を抑え、血液をサラサラにする。また糖尿病の合併症を解消し、炎症を鎮める作用や抗腫瘍作用もある。 |
DHA | 1400mg | 脳の発達の維持に効果を発揮することから記憶力の向上や脳の老化防止に効果あり。また善玉コレステロールを増やす。 |
ビタミンA | 13μg | 皮膚や目の粘膜を健康に保つ働きや、成長促進作用があります。またガンの予防や治療に効果があります。 |
ビタミンD | 19μg | カルシウムやリンの吸収を促し、血液中のカルシウムをコントロールして骨を丈夫にします。 |
ビタミンE | 1.30mg | 血流を改善する作用、ホルモンの分泌やバランスをコントロールする働きがあり、老化の原因の過酸化資質の形成を妨げる。 |
ビタミンB2 | 0.26mg | 脂質や糖質の代謝を促進させ、細胞の再生を促進する働きや粘膜を保護する働きもあります。 |
カルシウム | 32mg | 骨や歯を作る。血液の中世を保ち、凝固を助ける。心臓や筋肉の収縮作用・抵抗力を増し、神経の鎮静作用がある。 |
鉄分 | 1.4mg | 赤血球中のヘモグロビンの合成に必要で、体の各器官に酸素を運ぶ働きをする。 |