北海道のさかな

産地と旬
「すけとうだら」と聞いて馴染みのない方も、卵の「たらこ」はご存知でしょう。
明太子とも呼ばれることのある「すけとうだら」の卵は、ご飯のおかずやお酒のお供、スパゲティーの具材としても重宝します。親のすけとうだらは、数年前まではほとんどがすり身の原料に使われていました。蒲鉾や竹輪、さつま揚げ、はんぺんに使われている魚が「すけとうだら」なのです。
そんな「すけとうだら」も、近年、店頭でよく見かけるようになりました。韓国では、生のすけとうだらのことを「明太(ミョンテ)」とよび、チゲ鍋の具には欠かせない魚です。
北海道の浜でも、三平汁や煮付けでよく食べられ、身は「ふっくら」として、「淡白」な味わいです。脂肪分が少ないので、カロリーが気になる方も、油を使ったフライやムニエルでも安心してお召し上がりいただけます。

栄養
たらふく食べて安心。
たらこといえば、色鮮やかな紅葉子を想像される方も多いでしょうが、生のたらこは「薄いピンク色」をしています。
生たらこは、煮付け、和え物に、塩たらこはそのままご飯のおかずとして召し上がるのが一般的ですが、アイデア次第で色々な料理にも使えますよ。
たらこに多く含まれるビタミンのナイアシンは二日酔いのもととなるアセトアルデヒドを分解する上、血行を良くし、冷え性や頭痛の改善効果があるといわれています。
お酒のお供に「塩たらこ」というのは理由があるんですね。
また、たらこには活性酸素から体を守り、老化・成人病を予防するといわれるビタミンEやビタミンB郡も豊富に含まれています。
健康と美容に関心がある方には、是非たべていただきたい食材です。

一般成分 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
エネルギー (Kcal) |
水分(g) | タンパク質 (g) |
脂質(g) | 炭水化物 (g) |
灰分(g) | |
すけそう | 79 | 80.4 | 18.1 | 0.2 | 0.1 | 1.2 |
まあじ | 121 | 74.4 | 20.7 | 3.5 | 0.1 | 1.3 |
まいわし | 217 | 64.4 | 19.8 | 13.9 | 0.7 | 1.2 |
まだい(養殖) | 194 | 66.1 | 21.7 | 10.8 | 0.1 | 1.3 |
ひらめ(養殖) | 124 | 73.9 | 21.2 | 3.7 | 0.0 | 1.2 |
一般成分 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
エネルギー (Kcal) |
水分(g) | タンパク質 (g) |
脂質(g) | 炭水化物 (g) |
灰分(g) | |
たらこ生 | 140 | 65.2 | 24.0 | 4.7 | 0.4 | 5.7 |
キャビア | 263 | 51.0 | 26.2 | 17.1 | 1.1 | 4.6 |
いくら | 272 | 48.4 | 32.6 | 15.6 | 0.2 | 3.2 |
数の子 | 162 | 66.1 | 25.2 | 6.7 | 0.2 | 1.8 |
「五訂日本食品標準成分表」より