貝柱は高たんぱくで低脂肪なヘルシー食材。しかも、グリシン、アラニン、グルタミン酸といったうまみ成分がたっぷりと含まれています。これを塩ゆでして天日で乾燥させることでうまみが凝縮しているのです。つまり、体がとてもよろこぶおいしさ優等生です。
ほたてには、生活習慣病によいと注目されているタウリンが豊富に含まれています。疲労回復や血圧の正常化をはじめ、動脈硬化や糖尿病の予防、肝機能や免疫力向上、視力回復など、まさに万能なタウリン。
おいしいだけじゃない秘密が、ほたてにはつまっているのです。
中華料理では、フカヒレ、干しあわびと並び、珍重される干貝柱。
約1ヶ月間、天日干しを繰り返し、旨み成分を引き出しています。水に浸して、一晩置くと、濃厚なほたてのダシ汁がとれ、やわらかくなった貝柱も、コクと風味のある食材として様々な料理に使えます。シュウマイの美味しさも、干貝柱の旨みが決め手です。もちろん、そのまま、お酒のおつまみとしても美味しく召し上がれます。
干貝柱が完全に浸るぐらいの水を入れ、ラップをするか密閉容器に入れて冷蔵庫に入れ一昼夜おいておく。
ほぐしたい貝柱をフードプロセッサーにかけ、それを数分から10分ほどぬるま湯(40℃)につけておく。
ほぐした干貝柱をぬるま湯(約40℃)に数分浸し、ラップをかけて500Wの電子レンジ で2-3分加熱する。
余ってしまった戻し汁は保存して使うことができますか?
戻し汁だけが余った場合は、フリージングして保存しておくとよいでしょう。製氷器に入れてキューブ状に凍らせておくと、少量での使い勝手もよく 重宝します。干貝柱の身が残ってしまった場合も、 戻し汁と一緒にフリージングすると保存が可能です。
戻し方によって、おいしさに違いはないのですか?
上でご紹介したとおり、ほたて干貝柱の戻し方はいくつかあります。干貝柱の奥深いおいしさは、水分によってしっかりと引き出されるものなので、煮込み料理など調理中にさらに水分を含むことができる料理などは手軽な方法で、そうでないものはしっかりと時間をかけて戻すことが大切。お料理に合わせた戻し方をすると、同じ様においしさが引き出せます。
北海道の干貝柱をさらに美味しくいただけるよう、様々なレシピをご紹介しております。