
面白い「いくら」のお話1
知ってる?
「秋鮭・いくら」が赤いわけ。
透き通ったキレイな赤色は「いくら」の魅力の1つ。
では、なぜ赤いのでしょう?
その秘密は鮭が食べるエサにあったのです!
実は鮭は、元々は白身のお魚。
海へ出てエサとして食べる甲殻類の色素(アスタキサンチン)が
鮭の身を赤くし、いくらもその影響を受けて赤くなる、というわけ。
美しい天然の赤色を持つ「いくら」は
まさに食卓の華ともいえる食材ですね。


面白い「いくら」のお話2
「いくら」つてどういう意味?
その語源は日本に「いくら」を伝えた国、ロシアにありました。
ロシア語で“イクラ”は魚の卵全般を指す言葉。
例えば、キャビアは「チョールナヤ・イクラー(黒いいくら)」、
いくらは「クラースナヤ・イクラー(赤いいくら)」と
呼ばれます。それがどういうわけか「バラバラになった
鮭の卵=いくら」として日本に広まったのです。
ロシアでもその赤色で親しまれた「いくら」。
食卓に並べば何かいいこと起こりそうですよね。


面白い「いくら」のお話3
「日本」と「いくら」の
“はじめて物語”
「いくら」の親「鮭」は、はるか昔から日本で食べられていたようで、
日本各地の貝塚から鮭の骨が見つかっている程です。
でも、「いくら」が食用として日本に広まったのは大正時代。
しかも海外からというから驚き。
ロシアで塩蔵品として加工された「いくら」が
当時の樺太から伝わったとされています。
今や日本食の代表格でもある「いくら」には、
意外な歴史が隠れていたのです。
