産直ネットショップ
北海道の秋鮭いくら
北海道のほたて
北海道のこんぶ
系統ブランド資材商品カタログ

浜通信ひと・くらし

根室市 花咲港 脂が乗った高鮮度の根室七星 いわし棒受け網漁
脂が乗った高鮮度のいわし「根室七星」 いわし棒受け網漁
血液をサラサラにするというDHAやEPAがたっぷりないわしだが、鮮度の低下が早いのも事実。ところが、根室では漁場が目の前という特性を活かし、産地以外でも鮮度抜群・問答無用に美味いブランドいわし『根室七星』が漁獲されるのだ。

午後3時頃、花咲港を出港した船は根室近海沖に向かった。
ここ根室沖でのいわし漁は、露EEZ内での鮭鱒流し網漁が禁止になった後注力されている漁で、複数の漁法で漁が行われているが、漁獲の効率よりも美味しいいわしをより美味しく食してもらいたいという漁師さんの思いから、サンマ漁で培った鮮度保持技術を活用し、鮮度重視でいわしを棒受け網で捕獲している。
LEDの漁火をうまく利用して寄せたいわしの群れをやさしく棒受け網ですくうと、そこには碧く、銀色にビカビカ輝くいわしがびっしりと入っており、それを船底の氷が敷き詰められた生簀に丁寧に入れていく。これが夜中の2時過ぎまで繰り返し行われ、朝7時からの競りに間に合うように早朝4時頃には、いわしをいっぱいにした各漁船が港へ戻って来るのだ。
接岸した漁船を観ると、なんと船底の生簀からいわしが溢れている!その溢れるいわしをホイッスルの合図に合わせてタモ網ですくい、岸壁のコンテナへ荷揚げするのだが、タモ網の太い柄に漁師さん二人がぶら下がるようにしなければすくえないほどの重さだ。
コンテナまで移動したタモ網を開くと中にはまだ生きているのもいて、びちびちと水しぶきをあげるのも見られる。抜群の鮮度だ!
コンテナいっぱいになると漁協の職員がフォークリフトで市場まで運び検量が行われ、7時より始まる競りの後出荷されていくことになる。
根室の棒受け網で漁獲されるいわしは脂ののりはもちろん抜群で、さらに鮮度が究極に良く生で食せる。生で食せるということは、体に良いDHAやEPAらを効率よく摂取できるということにもなるため、流通もより迅速で、食卓に最短で届くように努められている。そして、いま、この根室のいわしは『根室七星(ねむろしちせい)』というブランドとなって食卓を飾っているのだ。
塩焼きでも抜群に美味いが、口に含むと、とろっととろける刺身は超絶品で星三つどころかまさに星七つもの。
この抜群に美味く健康にとても良い『根室七星』の影には、鮮度重視に務める漁師さんや関係者の方々の懸命な努力があった。

  • <帰港> 早朝4時。船底の生簀いっぱいにいわしを積んだ船がもどってくる。
  • <接岸> 漁協の職員も泊まり込みで作業する。
  • <生簀> 接岸した船を覗くと、なんと船底の生簀からいわしが溢れている!
  • <重み> ホイッスルの合図に合わせてタモ網でいわしをすくい上げていくが、柄にぶらさがらないと上げられないほど。
  • <クレーン> 船のクレーンを使い岸壁のコンテナへ。大きないわしがいっぱい。
  • <網からコンテナへ> タモ網を開きいわしをコンテナへ。鮮度抜群な証に、びちびちと跳ねるいわしもいる。
  • <コンテナ> タモ網数回でコンテナはいわしでいっぱい。
  • <市場へ> 漁協の職員がフォークリフトでコンテナを市場へ運ぶ。
  • <検量> 搬入されたいわしはこの後検量されて出荷待ちになる。
  • <まいわし> 体側に小黒点が7つ以上並ぶため、別名でナナツボシとも呼ばれている。碧々と、かつ銀ピカに眩く輝く鮮度抜群ないわしたち。
  • <根室七星> 大トロ状態に脂がのっているいわしたち。ここのいわしは『根室七星』のブランドで出荷される!
  • <競り> 朝7時。競りが始まる。業者の方々も真剣でかなり緊張した空間だ。