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湧別漁協 登栄床漁港 オホーツク海とつながる豊かな湖 湧別町の牡蠣
オホーツク海とつながる豊かな湖 湧別町の牡蠣漁
海と川の水が混ざり合う、日本最大の汽水湖であるサロマ湖。豊かな環境で育つ牡蠣は旨味たっぷりで美味しいと人気が高い。中でも注目なのが、一年で水揚げされ、漁師さんがうまいと言う湧別の新しいブランド牡蠣COYSTER(コイスター)だ。

COYSTERは漁師さんが美味しさを語る様子が、恋をしているようだったので名づけられた一年牡蠣。旨味が強く、雑味が少なく、爽やかな味わいは、まだ一年という小さい頃に出荷するからこその美味しさなのだ。
12月のサロマ湖では寒さとともに、牡蠣漁が旬を迎えている。湧別町の養殖は、毎年4月に牡蠣の赤ちゃんが付いているほたての貝殻を、約3メートルのロープにくくり、湖の中でじっくりと育てる。餌となるプランクトンが豊富で磯臭さが少ないサロマ湖は、牡蠣が育つ最高の環境なのだろう。
北海道最大のサロマ湖とオホーツク海を仕切る、湧別町の登栄床(とえとこ)地区では、10月から漁期が始まり、12月には寒さとともに出荷で活気づいていた。オホーツクの寒さが牡蠣の身を引き締めて、甘さをグッと強くすると教えてくれた漁師の岡島さん。出荷に向けて、早朝5時過ぎには牡蠣の養殖漁場での作業が始まっていた。湖から引き上げられた牡蠣は、船上でロープから外されて水揚げされる。そこからが、漁師さんのこだわり「剥き」の作業が始まる。COYSTERは全て剥き牡蠣だ。一年牡蠣はまだ貝殻が柔らかく、中の身を傷つけてしまうなど、剥くのはとても難しい。漁師さん自らが熟練した手つきで丁寧に一つずつ手作業で行う殻剥きには、その中でより綺麗で品質の良い牡蠣を選別するというブランドへのこだわりがある。
現在湧別では117名の漁師さんが毎年約500トンの牡蠣を出荷している。COYSTERの他にも二年牡蠣の「龍宮かき」は殻のままで出荷。食べる人の要望に合わせて出荷される湧別の牡蠣。漁師さん自らが東京や札幌でPRを行うことで、美味しさを知ってもらい、人気を集めている。

  • <朝9時の帰港> 早朝5時に出港し、養殖の漁場で引き揚げ作業を終えて戻ってきた船。 本格的な寒さを迎えると湖には氷が張り、スノーモービルでの移動作業となる。
  • <カキバラシ機> その名のとおり、ロープにくくり付いている牡蠣をバラす機械。 船上のコンテナにはロープから外されて5,6個のかたまりとなった牡蠣が山積みになっている。
  • <カキバラシ機> その名のとおり、ロープにくくり付いている牡蠣をバラす機械。 船上のコンテナにはロープから外されて5,6個のかたまりとなった牡蠣が山積みになっている。
  • <出荷への準備> 作業場へ到着した牡蠣は、洗い、バラし、剥きの処理をして市場へと出荷していく。 まずは、コンテナから降ろして、洗いの作業へ。
  • <洗い作業> 水揚げした牡蠣には、他の小さな貝などがビッシリと付いている。 まずは、専用の機械で洗い落とす。
  • <寒さの中での作業> これから真冬に向けては、作業場の室温もマイナスになっていく。 牡蠣が凍ってしまわないように、素早く作業が行われている。
  • <地下海水での保存> バラして、一次洗いを済ませた牡蠣は、大きな水槽に並べられる。 この後、地下海水に浸けて保存。細菌の少ない地下海水を汲み上げて、安全管理を徹底。
  • <殻剥き作業> 簡単そうに剥いているが、とても繊細な作業。 ポイントは貝柱の場所を把握すること。
  • <プリプリの牡蠣> 一年牡蠣のCOYSTERは全て剥き牡蠣で出荷。 見るからに柔らかそうで、プリプリしている。
  • <オススメの食べ方> 生でそのまま食べるのはもちろん、牡蠣酢やさっと蒸すのも良い。 味噌汁に大根おろしと牡蠣を入れた、牡蠣の味噌汁が漁師の奥さんのオススメ。
  • <COYSTER> 湧別町の新しいブランド牡蠣。あえて剥くことで、サイズや品質がしっかりと管理されている。 今注目されているCOYSTERです。