２０２３年5月22日（月）、札幌市の北海道大学病院において、原材料の一部に道産ほたての貝殻粉末を使った医療用メディカルペール（感染性廃棄物用の密閉容器）の寄贈式が行われ、ぎょれんの安田専務から北海道大学病院の渥美病院長へメディカルペール3000個（病院で使用する約3カ月相当分）の目録を贈呈させていただきました。
この医療機関へのメディカルペール贈呈は3月に実施した恵佑会札幌病院に続き２回目の取組で、ぎょれんが進める脱・抑プラスチック活動の一環として水産業界のみならず、多方面から環境問題に対する解決への一助となるよう実施しました。医療機関で排出される使用済みの注射針や手術着などにはウイルス類が付着している可能性があり、メディカルペールは廃棄物から感染しないよう適切に処分するために必要不可欠な容器として多くの病院で使用されています。そのメディカルペールをより環境に配慮した容器として印刷大手の凸版印刷㈱と協力し、ほたての貝殻粉末を利用して製造。一般的な硬質プラスチックの製品と比べ、強度や密閉性に関しても十分な基準を満たしたうえで約1割のプラスチック使用量を削減しています。