6月5日(火)、6日(水)の2日間、札幌市のロイトン札幌にて、北海道と札幌市、社団法人北海道貿易物産振興会が主催する「第28回北海道産品取引商談会」が開催され、日高地区女性部が「ヤマノカミ(鬼かじか)」を使った加工品の展示・試食を行い、売り込みを図りました。「ヤマノカミ」は、この時期ばばがれいの刺し網に混獲されることが多く、製品として利用されることの少ない魚、いわゆる「未利用魚種」のひとつです。価値のつかない魚を網からはずす漁師さんの苦労を見ていた女性部が「加工することで価値を付けて、少しでも漁師さんの助けになれば。」と、商品開発に向けて様々な工夫を重ねてきました。
今回の出展品は、既に製品化され札幌駅にあるどさんこプラザでの販売実績もある「ヤマノカミの昆布巻」と、試作段階の「ヤマノカミのとも和え」の2品。来場した全国のバイヤーさんからは、ヤマノカミの名前の由来や取引条件について積極的な質問がなされ、味付けについて意見交換をする場面もありました。
「この展示会には初めて参加し緊張しましたが、少しずつ手ごたえを感じています。」と女性部の皆さん。今後もこうした機会を捉え、積極的に日高の水産物をアピールしていきたいと話してくれました。
2012年07月