7月27日(金)、ホテルポールスター札幌において、第49回全道漁協職員大会(主催 北海道漁協職員協議会)が開催されました。
全道の漁協職員110名が参加し、30年以上の永年勤続職員への表彰や「世界がもし100人の村だったら」の著書で知られる池田香代子さんの講演などが行われました。
池田さんは、ドイツ文学翻訳・口承文芸を専門とする一方で、ベストセラーとなった著書の印税で基金を立ち上げ、NGOや日本国内の難民申請者の支援を行うなど、世界の平和活動を積極的に支援しています。原発問題にも精通している池田さんは「多くの人が、昨年の震災を経験して初めて、日本には54基も原発があることを認識した。日本の原発は海沿いに建設され、漁業権と引き換えに出来た原発も多い。実害・風評被害を引き起こす原発と漁業とは相容れないと考えている。持続可能で元気な漁業がこれからの日本の未来に必要。」と穏やかな口調ながらも漁協職員への熱いエールが送られると、参加者は熱心に聞き入っていました。
大会はその後、ボウリング交流会や翌日のスポーツ競技大会へと続き、2日間に渡り、全道漁協職員が団結と懇親を深める大会となりました。
2012年09月