「MSC認証」とは、ロンドンに本部を置く非営利団体MSC(Marine Stewardship Council 海洋管理協議会)が運営し、「持続可能、かつ適切に管理され、環境に配慮して営まれる漁業を認定する制度」です。つまり、MSC認証に登録された水産物は、「資源を守りながら、自然にやさしい漁法で水揚げされている水産物」と認識することができます。
北海道ぎょれんは、北海道ほたて漁業振興協会と協力して、2010年より、北海道ほたて漁業のMSC認証の取得を目指してきました。3年に渡る厳しい審査の結果、このたび晴れてほたて垂下式漁業(噴火湾・サロマ湖)、ほたて桁網式漁業(根室海峡・オホーツク海)の4海域で認証登録が認められました。
現在、全道で約40万トンの水揚げ量を誇るほたては、200年に及ぶ先人(漁業者)たちの資源を守り育てる努力があって、現在のような大規模な水揚げ量となりました。5月21日(火)に、札幌で行われた「MSC認証に伴う登録証授与式」では、ぎょれん櫻庭会長は、その先人たちの営みと並々ならぬ努力に敬意を表し、「認証を機に、更なるほたて漁業発展に関係者一同組織を挙げて取り組んでいきたい」と決意を述べました。
2013年06月