2016年10月30日(日)、鹿部町にある北海道立漁業研修所で、第9回海友祭が開催されました。研修の成果をお世話になった地元の人や研修生の家族に披露する場となっている海友祭。刃物屋直伝の「包丁研ぎ実演」や、毎年大好評の実習生の手作り水産加工品販売やお魚クイズラリーなどが行われました。今年は開場が20分繰り上げられ、加工品販売は開始5分で一部の商品が売り切れるほどの盛況ぶりでした。
翌31日(月)には修了式が行われ、45名の研修生が緊張の面持ちで修了証書を受け取りました。中村漁業研修所長は「時化模様の時、安全を確保して沖に出るも勇気、沖止めをするも勇気が必要。一歩前に進むも勇気、立ち止まり、考え、誰かに相談するのも大事な勇気。幸いにも皆さんには仲間がいる。お互い切磋琢磨して、活躍されていくことを期待しています」と式辞を述べました。研修生代表の上川原正和さん(枝幸漁協推薦)は「立派な漁師となって、人の役に立てる人物を目指すとともに、漁村地域の活性化に取り組み、本道水産業の発展に貢献できるように頑張っていきます」と述べ、今後の更なる成長を約束しました。
2016年12月