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WEBマガジンなみまるくん

2024年07月

道・千歳市・ラピダス社に対し、関連水産団体が意見交換を行いました


  • 約50名が出席した情報交換会には多くの報道陣も集まりました

2024年5月31日(金)、TKP札幌駅カンファレスセンターで北海道・千歳市・ラピダス社(東京)による水産関係団体向けの情報交換会が開催され、ぎょれんや関連する漁協、さけ・ます増協、研究機関の関係者が出席しました。
新千歳空港に近接する工業団地「千歳美々ワールド」敷地内に建設中のラピダス社の半導体製造工場は、2025年4月にテスト段階となるパイロットライン稼働、2027年量産開始に向けて着々と工事が進められています。ですが、半導体製造過程においては大量の工業用水が必要であるとともに毒性が懸念される化学物質を用いることから、ぎょれん、北海道漁業環境保全対策本部(事務局:ぎょれん環境部)、北海道さけ・ます増殖事業協会では事前の速やかな情報開示と漁業関係者に対する十分な協議を行うことや、サケ科魚類をはじめとした水産資源の再生産や河川環境、漁獲物の悪影響が無いようラピダス社に対し指導することなどを2024年2月、道に対し要請しておりました。
この度の情報交換会では、道から安平川から取水し、排水は下水処理場を経て千歳川へ排水を放流する取排水計画であることや、難分解性の有機フッ素化合物類(PFAS(ピーファス))に関する動向などを、千歳市からは同工場からの排水処理方法と排水施設の工事概要、ラピダス社からは現在計画している排水処理方法などが説明されました。これに対し、出席者からは詳細な水質調査の実施と結果の公表や、万が一漁業被害が発生した場合の対応などについて意見が出され、道では今後も関連水産関係者に対し個別の説明会を行い、意見交換を行う旨が示されました。