料理にあわせて選ぼう
“いろいろなこんぶ”
一手間加えたら、ひと味違う。昆布の美味しさ七変化。
日本の食事に欠かせない昆布はさまざまなかたちで食卓を彩ります。
きざみ昆布

料理しやすいように細かく切った昆布。水でもどしたものや、生タイプ(ボイルされたもの)はそのまま食べられる「サラダ昆布」として利用されています。
おでん昆布・早煮昆布

食べる昆布に使われるもので、一般に採取時期の早い「棹前昆布」や良質の「水昆布」のような柔らかいものが用いられます。
昆布茶

昆布を乾燥させ細かくきざんだり粉末状にしたもの。うま味はもちろん、風味や適度な塩分があるので、料理の味つけとしても利用されます。
結び昆布

適当な長さに切って、結び、乾燥させた昆布。結婚式やお正月等のお祝いやおでん等の具材として利用されます。
塩昆布

昆布にしょうゆや砂糖等を加え、昆布本来の味を最大限に生かすようにふっくら炊き上げたもの。
塩ふき昆布

まるで塩をふいているように見える「塩ふき昆布」。白い粉は、塩昆布を乾燥させては醤油につけ、さらに乾燥させることで、昆布のうま味成分が結晶化したもの。
おぼろ昆布

厚めの昆布を酢につけておき、表面を柔らかくしてから、職人が一片一片うすくけずったもの。 表面の黒い部分をけずれば「黒おぼろ」、内部の白い部分をけずれば「白おぼろ」となります。
酢昆布・おしゃぶり昆布

食べやすいように小さく切り、酢をベースに調味料で味をつけた昆布。駄菓子の一種でおつまみ等にもなります。
とろろ昆布

昆布を数百枚重ね、厚みでできた側面を機械でけずり、うす皮状にしたもの。
白板昆布

おぼろ昆布を作った際に残る昆布の芯を使った、白くうすい板状の昆布。バッテラ寿司や押し寿司等に使われます。
昆布エキス

粉末や細かいチップ状に加工した昆布から、うま味を引き出したもの。こんぶエキスの入った醤油やお鍋の素などの食品のだしとして使われます。